自動車保険の見直しで節約!ネット型・補償内容の選び方とは
車の維持費の中でも大きな出費「保険料」
車を持っている以上、任意保険(自動車保険)は必要不可欠な支出です。
しかし、「なんとなく同じプランを更新している」「ディーラーにすすめられるまま加入している」という方も少なくありません。
実はこの自動車保険、見直すことで年間1〜3万円、条件によってはそれ以上の節約も可能になります。
今回は「保険の選び方」と「補償内容の見直し方」を中心に、自動車保険の節約ポイントをご紹介します。
なぜ自動車保険は高くなる?まずは要因を整理
まず、保険料が高くなる主な理由を見てみましょう。
- 代理店型で契約している(手数料や人件費が含まれる)
- 補償内容が過剰(不要な特約が付いている)
- 車両保険をフルでかけている(年式に対して高額すぎるケースも)
- 事故歴がある・等級が低い
- 使用条件の設定が広すぎる(家族全員対象など)
これらに該当する場合は、見直し次第で保険料が大きく下がる余地があるといえます。
ネット型保険で年間数万円の節約も
近年主流になっているネット型保険には、次のようなメリットがあります。
メリット
- 代理店型よりも年間1〜3万円安くなることが多い
- オンラインで契約・見積もりが完結し、手続きがスムーズ
- サービス内容が比較的明確で、条件ごとの料金比較がしやすい
代表的な保険会社:
ソニー損保、アクサダイレクト、チューリッヒ、SBI損保、イーデザイン損保など
注意点
- 補償内容を自分で選ぶ必要がある
- 事故対応やロードサービスは会社によって差がある
- 対面で相談したい人にはやや不向き
補償内容の見直しで「必要な安心だけ」に絞る
節約の鍵は「何に備えるか」を明確にして、ムダな補償を外すことです。
対人・対物賠償:ここは無制限が基本
賠償額が高額になりがちなため、削らずにしっかり確保しましょう。
車両保険:年式や価値に応じて再検討を
- 新車や高額車なら加入推奨
- 年式が古く、時価額が低い中古車なら「外す」または「エコノミー型」に変更を
- 例:30万円の車に80万円の車両保険は過剰
特約:付けすぎに注意
- 弁護士費用特約、レンタカー特約、入院補償など
- 生活スタイルに必要なものだけ残す判断を
条件の設定次第で保険料は変わる
保険の適用範囲や条件を調整することで、保険料はさらに下がります。
運転者限定の活用
- 「本人限定」や「家族限定」に設定すると、リスクが限定されて保険料が下がります。
- 普段、特定の人しか運転しないなら、積極的に見直したい項目です。
走行距離に応じたプランの検討
- 年間走行距離が少ない人向けに「走行距離別割引」がある会社も
例:ソニー損保、チューリッヒなど - 年間5,000km未満なら割引が適用され、最大で1万円近く節約できる場合も
ゴールド免許の活用
- 無事故・無違反の証、ゴールド免許所持者には5〜10%の割引が適用されることがあります。
小さな工夫でも積み重ねが大きな効果に
細かい点ですが、以下の工夫でもじわじわと節約が効いてきます。
ペーパーレス割引
- 契約書を電子交付にするだけで数百円〜1,000円割引される会社も
早期契約割引
- 契約更新を早めに行うことで、早期申込特典が適用されることもあります
保険のまとめ契約(セット割)
- 火災保険や医療保険と同じ会社にまとめることで、「複数契約割引」が受けられるケースも
キャンペーン・紹介制度の利用
- 新規契約でギフト券や割引特典がつくキャンペーンあり
- イーデザイン損保などでは紹介で双方に割引が適用される制度もあります
比較するなら「一括見積もりサイト」が便利
複数社の保険内容と保険料を一度に比較したいなら、一括見積もりサイトの活用が便利です。
- 保険スクエアbang!
- インズウェブ
- 価格.com 保険
しつこい電話営業を避けたい場合は、連絡方法を「メールのみ」に設定できるサービスを選ぶと安心です。
まとめ:保険は「見直せる固定費」
自動車保険は、契約後に見直さないまま何年も続けてしまいがちな支出です。
ですが、ネット型保険や補償内容の整理、契約条件の工夫など、一度の見直しで年間数万円の節約も期待できる「見直せる固定費」です。
- ネット型保険の検討
- 補償内容と特約の再評価
- 条件設定や小さな割引の活用
- 一括見積もりで情報を比較・把握
この4つのステップを意識して、自分に合った無駄のない保険を選びましょう。安心をキープしながら、家計にもやさしい選択がきっとできます。
