サブスクの棚卸し習慣で固定費をスリム化しよう
「毎月なんとなくお金が減っていく」
その原因、もしかすると使っていないサブスクの支払いかもしれません。
動画配信、音楽、本、アプリ、クラウド、学習サービス…。
月額数百円〜数千円の出費が積み重なると、思っている以上に負担になっていることもあります。
今回は、そんな「見えにくい固定費」であるサブスクを、月に一度棚卸しする習慣をご紹介します。
サブスクは「気づきにくい固定費」
サブスクの厄介なところは、「特に使ってなくても請求が続く」こと。
一度登録してしまえば、放っておいても自動的に引き落とされるため、出費を忘れがちになります。
さらに、複数のサービスに加入していると、似た機能が重複しているケースも少なくありません。
だからこそ、節約の第一歩として、サブスクの棚卸しはとても効果的。
生活の質を落とさずに支出を減らせる、ローリスク・ハイリターンな見直しポイントです。
ステップ1:今入っているサブスクをすべて書き出す
まずは現状把握。使っている・使っていないに関係なく、契約しているサブスクを全部リストアップしてみましょう。
よくあるサブスクの例:
- 動画:Netflix、Amazonプライム、U-NEXTなど
- 音楽:Spotify、Apple Music、LINE MUSIC
- 本・雑誌:Kindle Unlimited、楽天マガジン
- アプリ:ゲーム課金、学習アプリ、画像編集ツール
- クラウド:iCloud、Google One、Dropbox
- その他:習い事、オンラインサロン、マッチングアプリ など
家族のアカウントで契約しているものも含めると、平均4〜6件/月、出費は月3,000〜5,000円程度という調査もあります。
ステップ2:「使ってるつもり」の見直しチェックリスト
契約リストを作ったら、次はそれぞれのサービスが本当に必要かを確認していきます。
見直しの視点:
- 最後に使ったのはいつか?
→ 1カ月以上使っていなければ、習慣に組み込まれていない可能性大。 - 料金に見合った価値があるか?
→ 例えば月1,000円の動画サービスを1回しか観ていないなら、1本あたり1,000円です。 - 無料で代替できないか?
→ YouTubeやradiko、フリープランで十分な場合も。
ステップ3:残す・手放す・見直すに分ける
リストアップしたサブスクは、以下の3つに分類して整理しましょう。
- 残すもの:明確に使っていて満足している
- 手放すもの:使っていない or もったいないと感じる
- 見直すもの:プラン変更や一時停止で調整可能なもの
「完全に解約しなくては」と構えなくても大丈夫です。例えば
- 月額→年額にする(逆もあり)
- プレミアム→ベーシックにする
- 一時停止する(月額の停止機能があるサービスも)
こうした柔軟な調整でも、十分節約につながります。
どれくらい浮く?金額の目安をチェック
いくつかの典型的な組み合わせを例に、サブスクの見直しで浮く金額の目安をご紹介します。
サブスクの例 月額費用 見直し後の効果例
- Netflix+Amazon+Spotify:約3,500円
→Amazonだけ残して2,500円削減 - 動画+雑誌+学習アプリ:約5,000円
→ 雑誌と学習アプリを解約で月3,000円削減 - クラウド+有料アプリ2本:約2,400円
→ アプリ1本を無料版で月1,200円削減
月2,000〜3,000円の見直しでも、年間では2.5〜3.5万円の節約に。生活の質を落とさず、お金を守る手段として非常に効率的です。
まとめ:サブスクは“無意識の固定費” 見直す習慣が毎月の安心につながる
サブスクは便利で快適なサービスですが、放っておくと「払ってるだけ」になりがちです。
- まずはリストアップして現状を知る
- 定期的に使っていないものがないかをチェックする
- 無理なく、できる範囲で見直してみる
この月1回の棚卸し習慣が、固定費をスリムに整え、自然とお金が残る生活につながっていきます。
まずは今、スマホやクレジットカードの明細を見てみることから始めてみましょう。
