ごほうびは計画的に「使っていい予算」で貯金も満足感も両立する方法
節約をがんばっているのに、ある日突然「もう我慢できない!」と気が緩み、ドカンと買い物をしてしまった。そんな経験、ありませんか?
貯金や節約が続かない理由のひとつは、「満足感が足りないこと」。
人はただ我慢を重ねるだけでは続けられません。だからこそ、最初から「使っていいお金」を用意しておくことが、実はとても大切なんです。
節約中でも「ごほうび」は必要です
「節約=我慢」と思い込んでいませんか?
実はその考え方こそが、失敗のもと。無理をしすぎると、その反動で一気に出費が爆発してしまうこともあります。
だからこそ必要なのが、あらかじめ決めておく「ごほうび予算」です。
これは「今月はここまでなら自由に使ってOK」と決めておくことで、精神的にも安定しながら節約を続けられる方法です。
「ごほうび予算」ってどんなもの?
ごほうび予算とは、自分のために使うための「許されたお金」です。この予算があることで、我慢ばかりではなく「心のゆとり」が生まれます。
例えば
- お気に入りのカフェでちょっと贅沢なスイーツ
- マッサージや美容院などのリフレッシュ
- 推し活のためのグッズや配信サービス
- 欲しかった本やちょっと良い文房具 など
どれも「なければ困る」ものではないかもしれませんが「あると嬉しい」支出。こうした支出を悪者にするのではなく、ルールの中で認めることが大事です。
予算はどうやって決める?
無理なく、でも満足感も得られるようにするには「月収の1〜2%」や「家計の自由費の中から」などを目安にすると良いでしょう。
例:月収25万円の場合
- ごほうび予算:3,000円〜5,000円
- 費目:食費や固定費とは別に用意(封筒・袋・アプリで分けてもOK)
「月に1〜2回、しっかり味わえるごほうび」を意識しておくと、過剰な出費にもなりにくくなります。
ごほうびを「許可」すると節約が長続きする理由
我慢を続ける節約は、精神的なエネルギーを消耗しがち。
一方で、ごほうび予算があると
- 自分を甘やかしすぎず、かといって締めつけすぎず
- 節約と出費のバランスが取れて、続けやすい
- 使っていいお金が明確になることで、逆に他の支出に慎重になる
結果として、節約にも貯金にも前向きな姿勢で取り組めるようになるのです。
注意点:ごほうびが習慣になりすぎないように
予算を決めたとはいえ「週に何回も贅沢してしまう」「毎月予算を超えてしまう」となると、本末転倒です。
- ごほうびの頻度は「月1〜2回」にとどめる
- 予算を超えるときは「来月に回す」など自分ルールを設ける
- 高額なごほうびは「年に1回」のご褒美イベントにする など
あくまで「楽しみながら節約を続けるための手段」としてコントロールしましょう。
まとめ:ごほうびも家計の一部。心にゆとりがあるから、お金も貯まる
ごほうびを完全に断つことが、貯金につながるとは限りません。
むしろ「使っていいお金」を決めておくことで、無駄な出費は減り、気持ちにもゆとりが生まれます。
節約をがんばるあなたにこそ、上手にごほうびを取り入れてほしい。それが、頑張りすぎない貯金体質への近道です。
