【トランプ関税ショック】株価暴落で不安なあなたへ、投資を続けるためのメンタル管理術
2025年4月、トランプ前大統領による相互関税の方針をきっかけに、世界的な株価下落が広がりました。日経平均も大きく下落し、「このまま暴落が続くのでは」という不安が市場に充満しています。
特に投資初心者や積立NISAなどで資産形成を始めたばかりの方にとって、こうした相場の急変は強いストレスを感じる瞬間かもしれません。
そこで今回は「投資を続けるためのメンタル管理術」と題し、暴落時にも冷静さを保ち、長期投資の軸をぶらさずにいられるための考え方を3つご紹介します。
「損してもいいお金」で投資しているかを再確認する
暴落時に動揺する理由のひとつは、「このお金がなくなったら生活に困るかも」という恐怖です。
そもそも投資とは「当面使わないお金」で行うもの。
生活費や急な出費に備える資金(生活防衛資金)と、将来のために積み立てる投資資金は、きちんと分けておく必要があります。
もし今回の下落で心が大きく揺れたなら、それは「投資にまわすべきでないお金」を使っていたサインかもしれません。次に進むための見直しのチャンスと捉えることが大切です。
資産の「金額」よりも「比率」で見るクセをつける
資産が減っているとき、「〇万円減った!」と金額ベースでショックを受けがちです。しかし、長期投資では一時的な増減は付き物。
ここでおすすめしたいのが、「金額」ではなく「割合」で見ること。
例えば、保有資産が全体の5%下がっただけなら、まだまだ許容範囲と考えられます。年利で見れば「たった1年分のリターンを巻き戻しただけ」というケースも多く、不安感を減らす一助になります。
「なぜ投資しているのか」を紙に書き出す
目の前の株価変動ばかりに目がいってしまうと、不安に飲まれて本来の目的を見失いがちです。そんなときこそ、一度立ち止まって「自分が投資をしている理由」を書き出してみてください。
- 老後資金を準備するため
- 子どもの教育費に備えるため
- 将来、働き方を選べるようになるため
こうした目的が明確になると、多少の下落では動じなくなります。「短期の上下より、長期のゴールが大事」という視点に立ち返ることができるからです。
おわりに
暴落は誰にとっても怖いものです。でも、恐怖に負けて行動を誤ってしまえば、それこそが本当の「損失」になります。
メンタルを整えることは、資産を守ることと同じくらい重要です。焦らず、慌てず、自分の目的と方針を信じて、淡々と積み上げていきましょう。
私?私はペースを一切変えずに、毎月一定額をドルコスト平均法で買い続けます。投資の結果は今ではないからです。短くても5年後、個人的には10年後を視野に資産運用をしています。
